現代の万葉集
1 現代百人一首からの抜粋
勝手に引用させていただきました。うまいです。誰しも経験することだけれど、この31文字でこんなに
うまく表現できるなんて。うますぎ!!
耳につく訓話をよそに空見れば透き通る月淡くはかなく (大阪・高1・沢田晃平)
地図帳にこっそりひいたマーカーペン同じ名の地に君を重ねて (群馬・高2・肥田美咲)
叱られてライン引きする少年の心のままに揺れる白線 (埼玉・高2・宮内加奈)
私って何なのかしらと問う鳥に貴方は貴方と言い放つ空
あなたからそんなにじっと見られるとミートソースのトマトになりそう
駐輪場並ぶバイクのサイドミラーそろって映す夏の空
2 その他いろいろ
桜さき 難関校の 門くぐる 心のままに 花びらが舞う (駄作)
小学生にとって中学受験の準備ってかなり過酷なものです。
ようやく受験勉強から解放され、入学式の門をくぐる。折りしも満開だった桜の花が散り始め。
風にふかれて淡いピンク花びらがパッーと舞い散る様子は、ちょっと狂気をさえ感じさせます。
中学の門をくぐる新入生の心も、受験から解放された安堵感とこれから始まる生活への期待
と不安、ちょっとしたエリート意識などが複雑に入り混じったカオスなんでしょう。
新入生の心が桜の花をちらしているかのような、そんな風に見えました。
カシャカシャと 好きなあめ色 探す子の 横顔いとし サクマのドロップ (駄作)
あの、「火垂るの墓」読んだことありますか。
せっちゃん、知ってますか。
サクマのドロップ宝物でしたね。
自分の好きな色を探している子供て無条件でかわいいです