パソコン活用研究万葉の里(お笑い文学、万葉集)

万葉集じゃなくてもいい

1 子供の時「行った」と嘘の手をあげまだふみも見ず天の橋立

これ、画家の安野 光雅氏の「片想い百人一首」にある、パロディの一首。
安野氏の作品はかなり絵葉書になっているので、結構収集したけども、絵画だけでなく
この方、文章もなかなかなんですねー。うーん、なかなか。

元歌は、小式部内侍の
大江山いくのの道の遠ければまだふみもみず天の橋立  (金葉集)

小式部内侍は、橘道貞と和泉式部の娘。母と共にあの一条院中宮彰子に仕える。
母は、超一流の歌人でござんすね。
この歌は、ある歌会の時、母から代作してもらった歌が、丹後から届いたかと、からかわれて
詠んだ歌。
大江山から、生野を越えて丹後へゆく道は遠いので、まだ天の橋立を踏んだこともないし、
母からの手紙も見ていません、の意。
ふみは「踏み」と「文」の掛け言葉。


2  海ぼうず夏にでてきて人を食う

これ、小生の小学生の時の作品。国語の時間、俳句を作れということで、つくったもの。
全然意味なしなのだが、クラスに「海ぼうず」という渾名をつけられていた山田君がいたので、ただ
うけねらいでつくったもの(なんか、こんな感じ子だったので)。
他の級友は、まともに俳句らしきものを作っていたのに、小生だけ、こんなの作っていました。
当然、一人づつ発表ということになったわけだが、とりあえず、クラス中の爆笑をかったことだけ
覚えている。レベル低くてすみません。


3  さっきまで  机にあった  消しゴムや  自分で自分を  消しちゃったのかな

えっと、これは元ネタは、小学生?(じゃなくて確か詩人)の詩です。ちょつとアレンジ
しました。(うわっ、へたくそ、ま、いいか)
こういう経験て結構ありませんか。


**ちなみに、いっしょにあった詩でおもしろいやつ**

えんとつ
けむりのはたなど
たてている
だあれも
あそびにこないから


けむし
さんぱつは
だいきらい


ごぼう
なまえのとおり
ぼう
でございます

小学生風の感性だけど、表現は大人だよなあ。もしかして大人の作品?
−>確か誰か(詩人)の作品だったと思うのだけれど。(これも勝手に引用させて
   いただきました。)


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