お笑い24
シビアな現実の実話です。
1 立場の違い
おじさんの学生時代の友人の実話です。
学部を卒業して早5年。Aは進学した研究室(大学院)で4年たっても目がでず、別の研究室(大学院)に
進学しなおしました。
この大学は勤勉な学生が多く、勉強の第一歩は膨大な資料のコピーから始まります。みんな、100ページ、
200ページという膨大な量をコピーするので、コピー機の前は順番待ちの学生でいつも長蛇の列。
このコピーとりが一苦労なのです。
Aがいつものようにコピーをとっているところに、学部時代の同級生のKがやってきました。Kもコピーを
とるための資料を小脇に抱えています。久しぶりに会った両名、「おう久しぶり、あ、今は同じ研究室になったんだ
、元気」と挨拶を交わします。と、ここまでは旧交を温めるお話だったのですが、・・・
出世頭のKは、その研究室ではもう助手になっていたのです。Kは教職員なので、職員専用のコピー機で
悠々とコピーをとっていったそうです。
5年前は机を並べていたんですがね・・・
2 もっとすごい立場の違い
学部卒業から6年、Tははれて北海道のとある大学の助教授になりました。すごい出世です。
そして、その大学の新入生の講義の第1日目のことです。
初めての講義で、やや緊張気味に教室に入ったTは・・・・
なんか、学生の一人に見覚えがありました。「どっかで見た顔だな」
向こうもそう思ったらしく、目をぱちくりしています。
講義が終わって話かけたら、なんと、その学生はTの高校時代の同級生だったそうです。
苦節10年。10浪して、はじめて合格し、入学したそうです。
かつて机を並べた同級生が片や助教授、片や新1年生。これはびっくりの話ですた。