パソコン活用研究万葉の里(お笑い文学、万葉集)

すごい塾 (sapix)その2

週刊誌に、塾ランキングというのがのっていた。
((開成の偏差値‐50)*その塾の合格者 +(麻布の偏差値‐50)*その塾の合格者 +・・・・)/塾生数
みたいな計算で、各塾のランクを出していた。

すなわち、有名塾の合格実績ランキングで、難関校への合格率が高いほど、ランクが上になるわけ。
東のトップはだんとつでSAPIXだ。
2位がかなり離れて日能研。3位がまたかなりおちて四谷大塚。

SAPIXてどうやらすごい塾らしい。

各教科ともテキストはよくできている。
単元の分け方が非常によくできていて、きちんと整理されたたんすのようだ。
だから自分の得意、苦手の分野を把握しやすい。
テストの結果も単元別に成績が把握できるようになっているから、苦手分野が一目瞭然。
苦手分野だけ集中して勉強する、みたいなことが簡単にできるのだ。
実績のあがるだけのことはあるというのが実感。

予習の四谷大塚、復習のSAPIXと巷では言われているらしく、復習、宿題の量と質はものすごい。
基本的には授業でやった単元を、その日、その週のうちに復習して完全にものにする、という
サイクルをきちんとこなしていければ、相応の力がつくようにカリキュラムは作られている。

しかし、たぶん下の1/3の生徒はついていってないだろう。
中ほどの1/3も、やっと授業の半分がこなせている、という感じ。
SAPIXにかよっても、上位1/3に食い込めるようでないと、お金の無駄かもしれない。できれば
αクラス(2004年度自由が丘校6年生は α1、α2、・・・α6、K、J,I,H、・・・・B,Aに編成)にいるの
が望ましい。開成、麻布を狙うなら一番上のα1でないと難しいらしい。

復習のSAPIXと言われているが、きちんとカリキュラムをこなすには、親が家庭で復習をばっちり
みてやらないといけない。子供の自主性に任せて、カリキュラムをきちんとこなせる子供は、本当に
ごく少数だろう。

親が、子供の苦手な単元、問題を把握し、完全にできるようになるまで、繰り返させるという地道な
作業を続けないといけないので、親はたいへんだ。正直言って、中学受験は子供の素質もさること
ながら、50%は親同士の戦いだ。
子供は、解説を聞いた直後は、わかったつもりになっているが、2−3日たって類題をやらせると
全然できないことが多い。
このわかったつもりになっているけど、本当は自分の頭だけでは解けない
(=まだ身についていない)単元をあぶりだして、徹底的につぶしていくという、作業は親がやるしか
ない。幸いなことに、SAPIXは各単元ごとに、子供の実力にあわせて基本問題、応用問題とわけられた
類題がテキストにたくさん用意されている。また、定着度をはかるための復習テストが定期的にある
ので、どの単元が定着していないかは、子供の持ち帰るテストを克明に調べればわかる。(これは
大変な作業ですが)。そうして苦手な単元がはっきりしたら、自分で解けるまで、徹底して類題をやらせる。
これを、毎日親がつきっきりで面倒みていかなければならない。これができない家庭は、すなわち子供
に任せきりの家庭は、かなり優秀な子供でも真ん中より上にいくのは厳しいだろう。

αクラスに在籍している子供の場合、例外なく親がべったりついて、上記の作業をこなしている。
(まったく、ご苦労なことです)

だらだらとSAPIXについて書いてみたが、この中にSAPIX活用のエッセンスが含まれている(ようです)。
(無駄にSAPIXに200万も払ったわけではなく、それなりに得た貴重な経験です)

SAPIXの授業料はかなり高いので、5年生から入れると受験までに200万はかかる。
モトを取るには、かなり親の努力が必要です。共働きの家庭には、お勧めしません。きっとモトが
とれないでしょう。
あまり早くから子供を塾に行かせたくはないですが、ベストなのは4年生からSAPIXに行かせることです。
5年生では、子供が優秀で、親が最初から追いつくつもりで面倒見られる体制でないと、結構苦労
するでしょう。

余談ですが、このSAPIXのページへのアクセス数がものすごいです。何か国民的な関心事と思えるほどです。
子供への投資額は、悠にに新車が買える、パソコンなら10台は買える額になります。パソコン120%活用
とか言ってる場合ではなく、SAPIX300%活用について真剣に考えた方がいいかもしれません。
(残念ながら、私(おじさん)は子供の勉強をみる余裕がほとんどなく、まったく活用しておりませんが)

P.S.
ちょっとおちゃらけて書いてしまいましたが、子どもの教育に対しては熱心ですよ。父母会のみならず
塾の先生からもよく電話かかってきます。ええ、
成績が落ちた時など特に・・・
SAPIXの情報誌にも参考になる記事がたくさんあります。学校の情報ももちろんですが、
子どもの心のコーチング」とか、はっとさせられる内容のものがよくあります。・・てSAPIXほめすぎか。

P.S. パソコン活用研究グローブタウンの中学受験塾選びSAPIX(サピックス)にちょっとまじめに
   SAPIXの紹介をしてみましたので、ご参照下さい。

  塾に行かせるかどうかは更に切実な問題ですので、単なる走り書きではありますが、
  Blog インターネット120%活用:【教育】におもいついた話題を書き連ねていますので、関心のある
  方はご参照下さい。


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