パソコン活用研究万葉の里(お笑い文学、万葉集)

すごい塾(SAPIX)  

学校から帰ってくると、寝るまでゲームばかりしている長男を、塾に行かせる事にした。
おじさんは、塾とか家庭教師とかにいろんな意味で否定的な方なので、子供を塾に行かせる
気持ちはまったくなかった。しかし、あまりに長男がのんびりしているので、さすがに多少の
危機感を覚えたのと、+ こういうご時世なので(というわけのわからない理由)により、
近所に有名な塾があるというので、とりあえずそこに入れてみることにした。
それがSAPIXという名前の塾だった。

おじさんが、子供のころは「四谷大塚」が進学塾として有名であったが(今もあるらしいが)
最近、首都圏ではこのSAPIXが著名になっているらしい。

さて、子供がそのSAPIXから持ち帰ったテキストを「ちょっとかしてみ」と奪い取って、ぱらぱらと
めくってみたのだが、その出来栄えのよさに思わずうなってしまった。
受験用としてはかなりいい出来栄えで、内容はよく練られている。あまりの出来のよさに、
「学校の授業だけでは、SAPIXに行っている(+ちゃんと勉強している)子供にはとうてい
太刀打ちできないなあ。」とつい独り言をいってしまった。

そのはるか大昔、おじさんは浪人時代に、駿台に3年間もお世話になった。その時もテキストと
カリキュラムの出来のよさに、学校の授業とは大違いだなと感嘆したものだが、
その時と同じ衝撃を脳天に食らった。

ま、何がすごいのかというのは、別の機会に触れてみたいと思うが、本当にすごいことは更に
もうひとつあったのだ。
テキスト、カリキュラムもすごいのだが、この塾の父母会というものに出席して、更に目が点に
なってしまった。
かみさんから「塾の父母会くらいあんたがいきなさいよ!」と脅迫されて、とりあえずSAPIXの
父母会に出席してみたのだが・・・。
すごいのなんのって。まず、父母会は子供の成績順(クラス別)に出来のいいクラスから悪い
クラスまで教室が別なのである。これは見えはりのご父兄にはいささか面映いものがあるのでは
ないだろうか。(おじさんは一番下のクラスに案内されたのだが)

ま、子供と親は別の話だからそれはいいとして(と自分を納得させつつ)、その一番下のクラスの
教室に入ったのだが、父母会にご出席のご父兄の真剣なまなざしと熱気に圧倒されてしまった。
父母会は土曜日であったが、お母さん方は、異様な熱心さで講師の一言一句ききもらすまい
と耳を傾け、メモをとっていた。その眼差しの真剣さは、まさしく講師に穴があくのではないかと
思えるほどであった。(お母さん方が9割)
お父さん方はラフな格好であったが、お母さん方はひとめで、総額100万円とわかるコートや
バッグに身を包んで、きっと、自分の学生時代にこんなに真剣に授業を聞いたことはないだろうなあ
と思われるほどの真剣さである。
これは、どこかで見た光景だなと・・・・思い出したのが、駿台時代の授業であった。
経験者はおわかりになるだろうが、まさしく受験生そのものの真剣さである。

うーん、これはいかん、とおじさんはうなってしまった。こんなに熱心な教育ママがこれほどいようとは!
おじさんの世代も、受験戦争とい言葉の真っ只中で育ってきた世代だから、受験がなんたるか
はよーくわかっているつもりであっが、これは少しふんどし締めなおさないといかんなあ、と思った
次第である。
すごいのなんのって、特筆すべきは、まずこの塾(に限らないだろうが)のご父兄の教育パパママぶり
である。うーん、びっくりした。いやはや、まずこの親同士の競争に勝たねば、受験に勝利はないだろう
・・・・・・

P.S.
ちょっとおちゃらけて書いてしまいましたが、サピックスは子どもの教育に対しては熱心です。
父母会のみならず塾の先生からもよく電話かかってきます。ええ、
成績が落ちた時など特に・・・
SAPIXの情報誌にも参考になる記事がたくさんあります。学校の情報ももちろんですが、
子どもの心のコーチング」とか、はっとさせられる内容のものがよくあります。・・てSAPIXほめすぎか。

P.S. パソコン活用研究グローブタウンの中学受験塾選びSAPIX(サピックス)にちょっとまじめに
   SAPIXの紹介をしてみましたので、ご参照下さい。

  塾に行かせるかどうかは更に切実な問題ですので、単なる走り書きではありますが、
  Blog インターネット120%活用:【教育】におもいついた話題を書き連ねていますので、関心のある
  方はご参照下さい。

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